MOLZA株式会社様

【業種】製紙メーカー

【事業内容】機械抄和紙の製造・販売

【創業】1956年9月

【従業員数】90名

◾︎課題

・出荷業務で使用していたシステム用PCが長期連休明けに突然故障。

・システムが使えなくなり、商品が出荷できない状態に。

・メーカーには保守切れで修理不可、システム更新には約5ヶ月かかるとの回答。

◾︎導入

・「Windows Server搭載の古いPC」でも修理対応の実績のある日本ピーシーエキスパートに依頼。

・複数のプラン提案と見積もりが分かりやすく、最適なプランを選択できた。

・修理中に発生した不具合にも柔軟に対応。メーカーとの橋渡しや安全装置の解除まで支援を受けた。

◾︎結果

・出荷システムの早期復旧により、通常業務を即日再開。業務停止による大きな損失を回避。

・修理費用は高額ではあったが、損失回避と比較して十分に費用対効果を実感。

・延命対応を通じて、今後は予備機の整備や保守体制の見直しなど、業務継続の重要性について社内意識が高まった。

MOLZA株式会社は、岐阜県に本社を構える製紙メーカーで、家庭紙や特殊紙など多様な製品を製造しています。製品出荷前の検査工程では専用のPCシステムが重要な役割を担っています。

ある日、その検査用PCが突如起動しなくなり、出荷業務が完全に停止するという危機的状況が発生しました。すでにメーカー保守も終了しており、修理は不可能と判断されていました。その修理延命に日本ピーシーエキスパートが大きな役割を果たしました。

目次

・MOLZA株式会社の製紙事業

・10年以上稼働したPCが突如停止 老朽化が引き金に

・延命という最適解を提案 日本ピーシーエキスパートの対応力

・更新ではなく延命という選択が生んだ安心と信頼

MOLZA岐阜の製紙事業とシステムトラブルの概要

◾︎MOLZAの事業概要と重要な出荷システム

岐阜県を拠点に製紙メーカーとして事業を展開するMOLZA(モルザ)。同社は製紙の製造・加工・販売を主軸に、印刷関連、食品関連、家電、放送関連と幅広い分野で製品を提供しています。

日々の業務において、設備や装置の安定稼働は事業の生命線であり、なかでも出荷業務の管理を担うPCシステムは欠かせません。このシステムが故障してしまうと、商品をお客様に届けられず、信頼の損失や大きな損害につながるため、その重要性は計り知れません。

「弊社にとって出荷業務PCはまさに生命線。これが止まると、納期遅延やお客様への信頼損失に直結します」

10年以上稼働したPCが突如停止 老朽化が引き金に

◾︎突然のPC故障で業務が止まった危機

長期連休明け、出荷システムを稼働させようとしたところ、PCが動かなくなるトラブルが発生しました。連休中にシステム移行を試みるも、起動できず、その日の受注受付はなんとかできたものの、当日出荷業務は手作業へと切り替わりました。

倉庫には数千点の商品が保管されており、通常はPCからアイテムを指定すると効率的にピックアップできますが、故障により手動で探さなければならなくなったのです。

「一つの商品を探すだけでも2時間かかることもあり、1日20〜30アイテムの注文があれば納期に間に合わない。通常なら一人で済む作業が、2〜3人がかりで行う状況でした。」

この混乱により出荷作業全体が大幅に遅延し、業務に深刻な影響が出ました。

◾︎伝統的なメーカーの苦悩と対応の限界

当初、メーカーの保守サービスへ問い合わせたものの、保守契約は切れており修理は不可能で、最新のシステム更新を提案されるだけ。5か月も待たされる見込みでした。

古いOSやサーバー環境のため、一般のPC修理店でも対応が難しく、途方に暮れる中でインターネットで見つけたのが日本ピーシーエキスパートでした。

「千葉の知らない会社にパソコンを送る不安はありましたが、実績をホームページで確認し、連絡を取る決断をしました。」

延命という最適解を提案 日本ピーシーエキスパートの対応力

◾︎日本ピーシーエキスパートとの出会いと決断

問い合わせ後、迅速かつ丁寧な対応で見積もりや提案を受けました。複数のプランが提示され、費用対効果やメリットを考慮し最適なプランを選択。

「費用は決して安くなかったが、緊急対応で必要な投資と判断。提案内容も分かりやすく、選択肢があったことも安心材料でした。」

◾︎修理・延命作業の様子とトラブル対応

作業中には一部トラブルも発生しましたが、メーカー担当者とも連携しながら迅速に解決。ハードウェアの安全装置が作動していたことが原因と判明し、的確な対応に感謝しています。

「知識のない私たちに対しても丁寧に説明してくれて、安心してお任せできました。」

もし延命対応ができなかった場合、業務停止による損害は計り知れず、延命費用はそれに比べれば十分価値のあるものでした。社内でも議論はあったものの、最終的には決断して正解だったと振り返ります。

「費用は高額だったが、出荷停止による損失を考えれば決して無駄ではない。今回の経験から、早めの更新や予備機の準備の重要性も痛感しました。」

更新ではなく延命という選択が生んだ安心と信頼

◾︎今後の保守体制と期待すること

今後も部品の確保や予備機の準備など、トラブルを未然に防ぐ体制強化を望んでいます。

「壊れない保証はないので、いかに早く復旧できるかが重要。日本ピーシーエキスパートさんには引き続きサポートを期待しています。」

◾︎日本ピーシーエキスパートへの信頼と応援メッセージ

最後に担当者は、日本ピーシーエキスパートの対応を100点満点で評価し、「危機を救ってくれた信頼できるパートナー」として今後も協力をお願いしたいと語りました。

「同じような課題を抱える企業にはぜひ紹介したい。延命事業は日本のものづくりを支える大切な仕事です。これからも頑張ってほしい。」

高エネルギー加速器研究機構様

【業種】研究機構

【研究内容】高エネルギー加速器を用いた実験的研究や、理論的研究の推進

【創業】昭和29年

【従業員数】約1100名

◾︎課題

・25年前の監視用パソコンが老朽化し、温度監視などに支障が出始めた。

・PCの不具合が加速器全体の停止につながる重大リスクとなっていた。

・他の業者では修理が困難・不可と断られ、打つ手が限られていた。

◾︎導入

・紹介により日本ピーシーエキスパートに相談。

・修理だけでなく「延命策+今後の備え」の提案を受けた。

・選択肢を提示され、コスト・リスクを踏まえた判断が可能だった。

◾︎結果

・重要機器の停止を回避し、研究継続に貢献できた。

・組織内で“装置の予備と保守”への意識が高まった。

・単なるPC修理でなく、装置と現場全体の価値を守る対応に満足。

最先端の科学技術を駆使し、宇宙や物質の根源を探求する「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」。その使命を果たすためには、加速器装置の安定稼働が欠かせない。だが、その根幹を支える装置の一部に、25年以上稼働し続けた“古参”のパソコンがあった。

その老朽化に伴い、研究機関の活動継続が危機に瀕した──。

今回は、KEKが日本ピーシーエキスパートに延命修理を依頼した背景と、その対応への評価について詳しく話を伺った。

目次

・ 研究現場を支える装置とそのリスク

・25年選手のPCの異変と危機感

・日本ピーシーエキスパートとの出会いと信頼の構築

・動かし続けるという選択 

研究現場を支える装置とそのリスク

◾︎高エネルギー加速器研究機構の使命とは

KEKでは、陽電子や電子を超高速で加速・衝突させることで、宇宙や物質の成り立ちを探る基礎科学研究を行っている。衝突実験によって得られるデータは、宇宙の起源、生命の根源に迫る手がかりとなる。

「私たちの装置は、直径4kmにも及ぶ加速器で構成されています。加速された粒子が衝突する際に生じる膨大なデータを解析することで、物質の構造や宇宙の謎を紐解いていくのです」

その最先端の研究を支えていたのが、1999年製の監視用パソコンだった。

25年選手のPCの異変と危機感

◾︎トラブルの発端──25年稼働し続けた監視用PCの異常

今回問題となったのは、冷却水の温度をモニタリングするためのパソコンだった。加速器の稼働時には膨大な熱が発生するため、わずか0.5℃の温度変化でも影響は甚大だという。

「冷却装置の温度監視ができなくなると、加速器の運転がストップしてしまう。実験が中断すれば、国内外から集まった研究者の時間と予算がすべて無駄になる可能性がありました」

25年間、ほぼ無停止で稼働していたこのPCは、ついにデータ遅延や出力異常といった不具合を起こし、対応が急務となった。

◾︎パソコン1台がもたらす、施設全体への影響

対象となったパソコンは、専用の制御基盤やセンサー機器と接続され、装置全体の心臓部ともいえる役割を担っていた。異常が起きた際、即座に代替できる仕組みはなかった。

「これが動かなければ加速器は止まり、加速器が止まれば我々の存在意義さえ揺らぎます。パソコン1台ですが、その価値は何十億円分の研究費にも匹敵するんです」

実際、停止すれば50億円以上の研究予算や実験計画に影響が出る可能性もあったという。

日本ピーシーエキスパートとの出会いと信頼の構築

◾︎他社では断られた修理、決め手となった提案内容

複数の業者に修理を依頼したが、いずれも「責任は持てない」「部品がない」といった理由で断られた。そんな中、紹介により日本ピーシーエキスパートに相談したという。

「御社だけが『可能性はあります』と前向きに取り組んでくれた。しかも、その場しのぎではなく“次の段階”まで提案してくれたのが印象的でした」

修理方針には複数の選択肢が提示され、リスクとコストのバランスを自ら選べる点にも信頼を寄せた。

◾︎延命対応を経て、同機構内では運用に対する意識も変化したという。

「正直、古いパソコンは“もう無理だ”と諦めていました。今回の経験で、諦める前に専門家に相談することで未来が開けると実感しました」

さらには、次に備える予備機の準備や運用体制の強化にも取り組むようになった。延命修理が単なる“延命”で終わらず、組織としての“備え”を生むきっかけになったのだ。

動かし続けるという選択 

◾︎延命対応の本質──「PC修理」ではなく「装置を守る」こと

「単なるパソコンの修理ではなく、“装置を稼働させ続ける”という目的を共有してくれたのが大きい」と語る担当者。その対応力と先を見据えた提案に、高い評価が寄せられた。

「点数で言えば100点以上。終わりではなく“次”を考えた対応力、あれがなければ再発のリスクも読めなかった」

修理=終わりではなく、装置の命をつなぐための「スタート」だという考え方に、深く共感していただけた。

◾︎日本のものづくりを支える存在として

「私たちのように、古くても大切な装置を持つ現場は日本中にあるはず。諦めずに相談できる相手がいることで、装置も現場も延命できる」

KEKのような世界最先端の研究機関でも、延命対応は極めて重要な経営判断のひとつとなっている。

最後にこんなメッセージをいただいた。

「大企業が手を出さない領域でも、御社のような専門性のある会社が存在することで、日本の研究も、ものづくりも支えられていると思います。今後もぜひ、この活動を続けてほしいですね」

東洋FPP 株式会社様

【業種】印刷業

【事業内容】グラビア印刷用シリンダーおよび関連器具の製造・販売 等

【創業】1976年10月1日

【従業員】114名

■ 導入

・約25年使用していた制御用PCが突然故障し、生産の一部がストップ。

・新しい設備への更新が難しい状況の中、PC延命の選択肢を検討。

■ 課題

・故障したPCは特殊仕様で、メーカーからは「保守終了・修理不可」と通告

・同じ設備が他にないため、代替やバックアップが効かず、生産が滞るリスク

・更新には高額なコストと長期の納期が必要で、現実的な選択肢にならなかった。

■ 結果

・日本ピーシーエキスパートによる延命対応で、装置の稼働を維持することに成功。

・大規模な投資や長期停止を回避でき、業務の継続性が確保された。

・現場との丁寧なコミュニケーションや柔軟な対応に高い信頼を得た。

埼玉県川口市に本社を構える東洋FPPは、グラビア印刷に欠かせない「シリンダー(版胴)」を生産する専門企業だ。印刷用パッケージを製造する工程において、中核的な役割を担っている。

「弊社の業務は、印刷パッケージの元となる“版”をつくる工程に密接に関わっています。生産設備が1台止まるだけで全体のスケジュールに影響が出ますから、設備の安定稼働は会社の命綱です」と語るのは、現場を熟知する担当者の

目次

・設備停止は会社の危機

・メーカーが見放したPC、解決策は?

・技術力だけではない、現場を動かす力 

・設備を動かし続けるという本質

設備停止は会社の危機

◾︎老朽化した制御PCの突然の故障

今回の相談のきっかけは、同社の主要設備の一つであるグラビア制覇設備を制御するパソコンの故障だった。そのパソコンは、なんと約25年間使用されてきたという。

「急に電源が入らなくなってしまって。精査の工程が止まり、繁忙期だったこともあり、業務全体に支障が出ました。残っている他の機械をフル稼働させ、人海戦術でなんとかしのいでいたんです」

しかし、設備の特性上、代替機をすぐに導入できるわけでもなく、増産が必要な時期に大きな課題となっていた。

メーカーが見放したPC、解決策は?

◾︎代替不能な装置と延命への道

対象の制御PCは減価償却を終えており、固定資産税だけがかかる状態だったが、それでも「動いている限りは使い続けたい」という思いがあった。

「更新は考えていたんですが、更新が追いついていなかったんです。メーカーにも相談しましたが、すでに保守対応終了、部品の供給停止という回答で、修理できないと突き返されてしまいました」

そんな中、社員がネット検索でいくつかの選択肢を比較。対応内容や実績、そして“直接来社してくれる”という安心感から、日本ピーシーエキスパートに相談を決めた。

◾︎メーカーが断った修理、辿り着いた「選択肢」

初回の問い合わせ時には、費用感に驚かれたという。

「正直、高いなと思いました。でも話を聞く中で、『このPCは既製品ではない』『代替が難しい』という状況を理解していって、納得できました。選べるプランをいくつか提示いただいて、説明も丁寧でしたね」

最終的には、費用と効果のバランスを見極めて延命対応を決定。現地対応も含め、稼働に必要なサポートが継続的に行われた。

「1回設置しても動作がうまくいかないときもありました。でも、何度も相談に乗ってもらって、最終的に設備がしっかり動くようになって、本当に助かりました」

技術力だけではない、現場を動かす力 

◾︎延命対応で得られた効果と今後への期待

仮に更新していた場合、新しい設備の導入から稼働までには半年近い時間と数千万円単位のコストがかかっていた可能性もあったという。しかも、新機種導入には操作習熟やデータの整合性確保といった新たな負担も生じる。

「互換性があっても、微妙な“癖”の違いで印刷精度に影響が出る。現場にとってはその対応も大変ですからね」

◾︎設備全体を見据えた延命対応の価値

今回の対応により、装置全体の稼働が維持され、大規模な投資や業務停止を回避できた点は大きな成果だ。

「正直、PCが直っただけでは設備は動かない。そこまで理解して対応していただけた点がありがたかった。技術のことは詳しくないけど、対応の丁寧さや人柄に信頼感が持てました」

今後は、装置や周辺機器の予防保守も視野に入れているという。

設備を動かし続けるという本質

◾︎日本のものづくりを支える立場として

S氏は、日本の製造業を支える当社の役割に期待を寄せる。

「日本のものづくりは縮小傾向にあるかもしれませんが、現場にはまだ多くの課題があります。古い設備をなんとか使い続けたいという企業はたくさんあります。そういう現場の“最後の砦”として、これからも頼れる存在でいてください」

「紹介したくないって思うくらい(笑)、本当に忙しくなりそうですけど。困っている企業があれば、ぜひ紹介したいと思いますよ」

株式会社 東京サニックス様

【業種】製造業

【事業内容】パイプ加工・配管加工

【創業】昭和22年 4月23日

【従業員数】約1800人

■ 課題

・パイプ加工機を制御する旧型PCが経年劣化し、突発的な故障リスクが高まっていた。

・機械本体は問題なく稼働しているのに、PCトラブルが生産停止の原因になる恐れがあった。

・専用ソフトや制御用インターフェースが古く、新規PCへの移行が困難だった。

■ 導入

・旧PCの完全クローンを作成し、ハード故障に備えたバックアップ体制を構築。

・専用ソフトやI/O機器の動作検証を行い、新しいハード上で問題なく動作することを確認。

・システム全体を現状維持しつつ、安定性・信頼性を強化したPCに置き換え。

■ 結果

・突発的なPC故障による生産停止リスクを回避できた。

・制御ソフトや設備の使い勝手を変えることなく、現場のオペレーションを維持。

・コストを抑えつつ、延命・予備機確保による安心感が向上した。

埼玉県さいたま市に本社を構える東京サニックス株式会社様は、建設機械や船舶向けの配管製造を行うパイプ加工の専門メーカーです。今回、NCパイプベンダーの制御PCの不具合に直面し、日本ピーシーエキスパートへ延命修理をご依頼いただきました。

目次

・老朽化する制御PCが抱えるリスクとは

・延命対応という選択肢が生まれた理由

・丸ごとクローンで生まれ変わった制御環境

・生産を止めない安心感と、次世代への備え

老朽化する制御PCが抱えるリスクとは

◾︎昭和創業の老舗が抱える「設備延命」の現実

東京サニックス様は1947年に商社として創業。その後、自社製造体制を整え、現在では船舶向けの特殊パイプなど、少量多品種に対応する加工を担っています。

今回修理対象となったNCパイプベンダーの制御PCは、2000年頃に導入された設備に搭載されたもので、2012年に取引先企業から設備一式を譲り受けて以降、約12年間、現場を支えてきました。

「調子は良くなかったものの、なんとか動いていた。通信エラーが起きるまでは、だましだまし使っていたんです」と語るご担当者様。

◾︎突如の停止と高額な更新費用──立ちはだかる設備更新の壁

ところが、制御PCと設備本体の通信が突如として途絶え、設備の稼働が完全に停止。メーカーにも相談されましたが、「部品の供給が終了しており、修理は困難」との回答。

加えて、設備一式の更新費用は1,500万円以上、新設備導入となると6,000万〜1億円にのぼる試算となり、抜本的な入れ替えは現実的ではない状況に追い込まれていました。

延命対応という選択肢が生まれた理由

◾︎日本ピーシーエキスパートとの出会い

「更新ではなく、延命ができないか?」

そう模索する中で、インターネット検索により当社・日本ピーシーエキスパートを発見。通常のPC修理ではなく、「産業用制御PCの再生・延命」という独自の技術と実績に着目されました。

◾︎選ばれたのは「ミラーリングによる延命」策

「既存のプログラムをそのまま活かし、内部だけを刷新してオーバーホールしてもらえる。これは大きなメリットでした」とのご評価。現場のプログラムや制御ソフトを保持したままの“ミラーリング修理”により、再学習・再設定の手間を一切かけることなく、旧設備の延命に成功しました。

また、修理PCの発送に際しても、「専用の梱包ケース」のご案内を行うなど、重要資産の輸送に関する安心感も提供できたことが評価されました。

丸ごとクローンで生まれ変わった制御環境

◾︎修理後、立ち上がり時間が大幅短縮

修理を終えた制御PCは、現在問題なく稼働中。

「立ち上がりも速くなりました。以前は古いHDDだったためアクセスも遅かった。今はそのストレスもなく、しっかり動作しています」とご担当者様。

さらに、「もし延命できなければ、他社への加工外注や建物ごとの設備更新が必要になり、現場の生産性は大きく損なわれていた」と言います。

その金額は億単位にもなっていたそう。

「今回の修理費用は、設備更新費の5分の1以下。しかも固定資産扱いにならず、修繕費として処理できた点も大きかった」と、コスト面・会計面の双方から高い評価をいただきました。

生産を止めない安心感と、次世代への備え

◾︎「単なる修理」ではない。コンサルティング型サポート

ご担当者様は最後にこう語ってくださいました。

「パソコンの延命ではありましたが、本質的には設備の維持が目的。その意味で、御社は“修理屋”ではなく“設備保守コンサルタント”だと感じました。今後も産業機械とITの狭間をつなぐ存在として期待しています」

ユアサ・フナショク株式会社様

【業種】総合食品商社

【事業内容】食品・食材の卸売、ビジネスホテルの経営、不動産の賃貸

【創業】1937年(昭和12年)1月18日

【従業員数】225名

課題

・精米工場の15年以上稼働していた制御用PCが、12月以降に頻繁にフリーズして工場停止の危機

・メーカーサポート終了、他業者も「修理不可」「部品調達不能」と対応を断念

・停止が長引けば数千万円規模の損失が発生する恐れ

導入

・数々の実績を持つ「日本ピーシーエキスパート」に修理を依頼

・安定稼働を狙い、既存環境を新ハードへコピー&延命するプラン及び、予備機制作を選択

・海外ネットワークを活用して国内調達不能な部品を入手・交換

成果

・工場ラインは停止せず稼働継続を実現 設備更新までの1~2年の猶予を確保

・数千万円規模の損失を回避し、コスト・時間を大幅削減

・予備機制作も行い、故障前より圧倒的安定稼働を実現

千葉県で食品卸売業を営むユアサ・フナショク株式会社様。同社の精米工場では、長年にわたり3台の産業用パソコンで製造ライン全体を管理・制御してきた。しかし、その「要」となるPCがついに限界を迎え、工場全体の稼働停止という危機に直面することに。そんな窮地を救ったのが、日本ピーシーエキスパートの「延命・修理サービス」だった。

目次

・制御用PCの停止による業務への影響

・PCの延命・修理を依頼した理由

・日本ピーシーエキスパートに依頼するメリット

・日本ピーシーエキスパートに対する期待

制御用PCの停止による業務への影響

◾︎15年以上酷使された”司令塔”

「このパソコンが止まったら工場は動きません。精米、包装、重量管理、帳票出力…すべての工程が一台に集約されていたんです」と語る担当者。

使用されていたのはWindows 7を搭載した産業用PC。導入から15年以上が経過しており、すでにメーカーのサポートは終了。他業者に相談しても「修理不可」「交換しかない」と断られ続けたという。

そんな中で見つけたのが、日本ピーシーエキスパートだった。

◾︎止まったら終わりの恐怖と緊急対応

「12月に2度フリーズが発生して、もう電源の入れ直し以外に回復手段がないと言われたときは、正直、血の気が引きました」

停止すれば、工場ラインはすべてストップ。代替生産を外部に依頼すれば、納期もコストも大幅に跳ね上がる。最悪、数千万円規模の損失が出る可能性もあったという。

ネットで「Windows 7 修理」「産業用PC 延命」などあらゆるキーワードを駆使して検索。実績と信頼性を重視し、日本ピーシーエキスパートにたどり着いた。

PCの修理・延命を依頼した理由

◾︎実績と柔軟な提案力が決め手

依頼の決め手となったのは、数々の研究機関や大手企業での修理実績、そして複数の選択肢を提示する柔軟な対応力だった。

「予備機制作、修理+延命、応急修理など複数のプランを提示してもらって、丁寧でわかりやすかった。今回は一番長く使える形で、修理+延命のプランを選びました」

結果、PCの延命に成功し、工場は無事稼働を継続。長年使い続けたシステムを急遽入れ替える必要もなく、コストと時間の大幅な削減につながった。

◾︎「世界中から探せる安心感」

「どこも修理を断る中で、日本ピーシーエキスパートさんだけが“世界中から部品を探せます”と言ってくれた。あれは本当に安心材料でした」

実際、日本国内では調達できなかった部品を、海外のネットワークを通じて入手し、修理を実現。万が一に備えて作業後のサポート体制もしっかり整っており、依頼から納品後まで不安なく任せられたという。

日本ピーシーエキスパートに依頼するメリット

◾︎ただの修理屋ではない

日本ピーシーエキスパートは、単なる修理屋ではなく、工場の安定稼働を支えるために、さまざまなプランを提案できる提案力が強みです。次回の更新は数年後となるため、それまで安定稼働を維持できるよう、「修理+延命プラン」を選択し、さらに予備機の製作も依頼して、絶対に工場を止めない体制を構築してもらいました。

「最悪の場合、工場を手動で一部だけでも動かす計画まで立てていましたが、それも必要なくなって本当にホッとしました」。

◾︎費用対効果について

最終的に、PCは無事修復され、精米工場の稼働は維持。設備更新の話し合いが進んでいるとはいえ、新システムの導入には1~2年の時間がかかるのが現実です。その「つなぎ」として、今回の延命処置がもたらした価値は計り知れません。工場が停止し、製造が外注となれば、数千万円規模の損失が発生していた可能性もあるといいます。

「費用対効果としては、圧倒的に安かったです。なにより工場を止めずに済んだということが最大の成果です」。

日本ピーシーエキスパートに対する期待

◾︎これからの期待

修理完了後も、安定稼働を続ける同工場。納品後のサポートにも特に不満はなく、安心して運用できているとのことです。インタビューの最後、担当者はこう語りました。

「本当に“困ったときの最後の砦”だと思いました。日本中を探しても見つからなかった解決策を、ここでは見つけられた。世界中から部品を集められる体制があるというのも、本当に心強かったですね」。

今後も日本ピーシーエキスパートは、産業用PCの延命を通じて、製造業の現場を支えていきます。技術の進化とともに失われゆく「古いけれど必要なもの」を守るために――。その存在価値は、今後ますます高まっていきそうです。

お忙しい中インタビューにご協力頂きありがとうございました

【業種】機械・金属製品製造、プラスチック製品製造 等

■課題

・三次元測定器専用PCが突然起動不能に

・メーカーに相談したが「対応不可」との回答

・代替機はあるが、精度確認に必要なため早期復旧が望ましかった

■導入

・実績豊富な当社のサイトを見つけ、依頼

・複数プランと丁寧な資料により、内容と費用が明確で判断しやすかった

・費用と延命期間のバランスから最適プランを選択

■成果

・修理完了後、測定器は正常に稼働し業務に支障なし

・修理による延命で、設備更新の必要が数年先に延ばせた

・今後の他機器トラブルへの備えとしても安心感を得られた

製造業C様は、精密なプラスチック金型の製造を中心に、自社製品としてダーツ機器の製造・販売も手掛ける、技術力と創造性を兼ね備えた製造業者だ。今回お話を伺ったのは、同社で設備管理や品質保証を担当されているご担当者様。製品の最終的な精度を測るために欠かせない三次元測定器に接続された産業用PCが突然故障し、当社へ修理のご依頼をいただいた経緯を中心に、率直なご感想を伺った。

目次

・三次元測定機の突然の故障

・日本ピーシーエキスパートに依頼した経緯

・日本ピーシーエキスパートに期待すること

三次元測定機の突然の故障

◾︎「突然の故障」で頼ったのは、実績と情報開示に信頼が持てた当社

「まったく前兆もなく、ある日突然PCが起動しなくなりました。測定器専用のPCだったため、大きな業務停止にはなりませんでしたが、やはり困りましたね」とご担当者様。故障したPCは三次元測定器の制御用で、金型の精度を確認し保証するための重要な装置であった。

まずメーカーに問い合わせたところ、すでに製造から年数が経過していたこともあり、修理不可との回答。代替案がなく、インターネットで「PC型番」「三次元測定器」「修理」などのワードで検索を重ねた結果、当社の過去の修理実績ページを発見。「実例がしっかり紹介されていて、これなら信頼できると感じました」と語る。

日本ピーシーエキスパートに依頼した経緯

◾︎複数プランの明示と分かりやすい資料で、すぐに決断

当社が提示した複数の修理プランには、修理内容・費用・延命可能期間の目安が明確に記載されており、「内容がよく整理されていて、どこまで対応してもらえるのかがすぐに把握できた」との評価をいただいた。

選択の決め手となったのは、修理後にどれくらい使えるかという延命期間と費用対効果のバランス。「今回はバックアップ機としての活用でしたので、すぐにでも更新が必要という状況ではなかった。でも、延命できるならその方が効率的という判断でした」

◾︎「直らないなら仕方ない」と思っていたが、しっかり復旧――信頼感に変わったサービス体験

実際の作業は、当社へのPC発送から始まった。「最初は、正直どこの会社か分からなかったけど、過去の実績紹介や丁寧な案内があり、不安なく発送できました」とご担当者様。

修理は無事に完了し、装置は元の性能を取り戻した。「費用面で考えても、2~3年延命できれば十分に元が取れる。結果的に、とてもいい投資になったと思います」。納品後もトラブルはなく、スムーズに稼働しているという。

日本ピーシーエキスパートに期待すること

◾︎修理という手段から、ものづくりの継続を支えるコンサルティングへ

当社は単なる修理業ではなく、設備トラブルという課題の本質を見極め、継続的な生産活動を支援するためのコンサルティング的視点を重視している。この点についてご担当者様は、「最初は単なる修理屋さんかと思っていましたが、話を聞いて、設備全体の運用を見てくれていると知り、信頼感が増しました」と語る。

さらに、「壊れたら終わりだと思っていたPCが直ったことで、他の機械も何とかなるんじゃないかという安心感が生まれました」と、今後への期待も寄せていただいた。

◾︎今後に向けたメッセージ

最後に、当社への期待を伺った。

「古いPCや機器を支えるこういったサービスは、私たちのような製造業にとって非常にありがたい存在です。費用だけではない価値があると思っていますので、これからも長く事業を続けていただきたい。今後またお願いする機会もあるかもしれません」。

突発的な機器トラブルは、製造現場において避けられないリスクの一つだ。だが、そこに適切な対策と対応力があれば、設備の寿命を延ばし、コストを抑えながら安定した生産活動を維持できる。その一助として、当社のサービスが今後も役立っていければ幸いである。

お忙しい中、インタビューにご協力頂きありがとうございました

中央自動車大学校様(鎌ヶ谷キャンパス)

【業種】学校

【事業内容】高等教育機関

【生徒数】310名

■ 課題

・約25〜30年使用していた大型測定機器用PCが完全に起動しなくなった

・メーカーのサポート終了により修理対応が困難

・機器の入れ替えには約3,000万円・1年待ちという選択肢しかなかった

■ 導入

・インターネットで「大型機械用コンピューター」などのキーワードで検索し、当社を発見

・初期対応が迅速かつ丁寧で、複数の提案をわかりやすく提示

・最も長く使用できるプランを選択し、修理・延命を依頼

■ 成果

・完全に起動しなくなっていたPCの延命に成功し、実習継続が可能に

・新規設備導入の高額コスト(3000万円)、時間の大幅削減

・明確な説明と丁寧な対応により、信頼感と安心感を得られた

千葉県にある自動車整備士の育成を目的とした学校法人。2級整備士、1級整備士、車体整備士といった資格取得を目指す学生たちが、日々実習に励む専門教育機関です。長年にわたって実習で使用してきた大型測定機器用のPCが、ついに完全に起動しなくなりました。

目次

・PC故障による業務への影響

・PC修理、延命をした理由

・修理・延命によるメリット

・日本ピーシーエキスパートに期待すること

PC故障による業務への影響

◾︎止まった馬力測定装置

実習で長年活用されてきた「自動車の馬力測定装置(シャシダイナモ)」が、突如として動かなくなりました。装置に組み込まれていた産業用コンピューターが、ついに完全停止してしまったのです。

「この装置は、完成した整備車両が正常に走行できるかどうかを確認するためのもの。これが使えないと、学生が手がけた車の最終確認ができない。非常に困りました」

実際に使用されていたのは、今の校舎が建って以来、25年から30年近く稼働してきた機械でした。数年前から起動時の不安定さはあったものの、いよいよまったく立ち上がらなくなり、実習にも大きな支障が出てきたといいます。

PC修理、延命をした理由

◾︎「サポート終了」…打ち砕かれた期待

まず相談したのは、当初この機械を仲介してくれた業者でした。しかし、すでにメーカー側のサポートは終了。「修理はできない」と言われたそうです。

「いくつかの業者さんにも相談しましたが、半分しか動かせないとか、応急的な提案ばかり。実習に耐える内容ではありませんでした」

そんな中、インターネット検索で偶然見つけたのが、日本PCエキスパートのホームページでした。

「“大型機械用コンピューター”のようなキーワードで検索していたと思います。実績紹介のページで、似たような事例が紹介されていたのを見て、ここなら…と連絡しました」

◾︎明確な説明と素早い対応が決め手に

問い合わせ後、すぐに現地確認が行われ、故障原因や修理方法について3つの選択肢が提示されました。

「どのプランも丁寧に説明してもらえて、すごくわかりやすかった。値段的にも納得感がありました。なにより、まだ使えるのなら長く使いたいという思いがありました」

最終的に選んだのは、機器を最大限延命し、長期間の使用を可能とするプラン。修理にかかる費用と、新規入れ替えにかかる費用(約3000万円)を比較した結果でも、費用対効果は圧倒的だったといいます。

「仮にこの装置が1年間使えなかったら、入れ替えには時間もお金もかかるので、今回の延命修理は本当にありがたかったです」

修理・延命のメリット

◾︎教育の現場にとっての「価値」

この機械は、整備後の車両の走行テストのほか、入学希望者に向けた体験授業などでも活用されていました。大きな音を響かせながら回転する様子は、学生や来校者にとっても印象深いコンテンツの一つ。

「実習だけでなく、体験入学でも魅せられる場面だったので、それができなくなるのは大きな損失でした。今回の修理で、それも守られたのは大きかったですね」

加えて、作業中のサポート体制やアフター対応も丁寧で安心感があったと振り返ります。

「パソコンの素人でもわかるように、細かい写真や原因の説明があって、本当に安心してお願いできました。途中で“これは直る”という確信が持てたのは大きいですね」

日本ピーシーエキスパートに対する期待すること

◾︎「ものづくり」を支える企業への期待

今回の体験を通じて、産業用PC延命の重要性をあらためて感じたといいます。

「製造業の方々は、きっともっと深刻な場面で悩んでいると思います。本当は使えるのに、サポート終了で諦めてしまう。そういう方には、ぜひ一度相談してみてほしいです」

そして最後に、日本ピーシーエキスパートへの応援の言葉をこう語ってくれました。

「MADE IN JAPANの技術を、こういう形で支えてくださる企業はとても貴重です。これからも“直すことで支える”という姿勢を続けてほしいですね」

【業種】 大学教育機関・研究機関

【研究内容】光通信用素子の研究

【生徒数】約4000人(理工学部)

【課題】

・10年以上使用の研究用PCが相次いで故障し、研究・教育活動に支障

・特殊な拡張ボード搭載のため代替機の確保が困難

・ファイルサーバー停止で重要な研究データにアクセス不可

【導入】

・日本PCエキスパートに延命修理を依頼

・目的に応じた複数プランから最適な修理方法を選択

・特急対応により、1週間以内にシステム復旧

【成果】

・学生の卒業・修論研究が無事継続、研究活動への影響最小化

・高額な機材更新費や機会損失を回避

・修理後も安定稼働、クラウド移行の足掛かりとしても有効活用

最先端の研究現場では、1台のPCが数十人の研究者や学生の未来を左右することがあります。今回ご紹介するのは、ある大学の研究室で10年以上使い続けられていた2台のPCが突然故障。修理によって、卒業・修士論文の進行が守られた実例です。

目次

・教育と研究を支える、止められないPCの役割

・突然のトラブルと切迫するスケジュール

・日本PCエキスパートの柔軟かつ迅速な対応

・修理のその先にある価値と未来への期待

教育と研究を支える、止められないPCの役割

■教育・研究の中枢を担うPCの重要性

教授が率いる研究室では、20名ほどの学生が日々研究に取り組んでいます。今回修理を依頼された2台のPCのうち、1台はLinuxを搭載したファイルサーバー。研究室内の重要なデータ共有に使用され、セキュアな環境を保つためIPアドレス制限をかけたクローズドな構成となっていました。

もう1台はWindowsマシンで、光通信用素子の性能測定を行うための実験制御用PC。専用の測定器と特殊なボードが3枚搭載された、非常に代替が難しい構成でした。

突然のトラブルと切迫するスケジュール

■10年超の稼働、そして突如訪れた沈黙

長年研究を支えてきた両PCですが、ある時期から徐々に不調の兆しが現れました。ファンの異音、ブルースクリーンの頻発──「騙し騙し」使い続けていたものの、やがて起動不能に。Windowsマシンについては、測定に不可欠であったため、すぐに修理を決断。ファイルサーバーについても1か月の停止後、同時に修理を依頼することとなりました。

「失われたのはPCではなく“時間”だった」

「起動しなくなった瞬間、これはまずいと感じました」。教授は当時の焦燥感をそう語ります。研究室ではクラウド移行を進めていたものの、過去のデータの多くはファイルサーバー上に保存されており、アクセス不能な状態に。さらに、Windowsマシンの不調は、測定や論文作成のスケジュールにも深刻な影響を及ぼしました。

学生の中にはPCに詳しい者もおり、応急的に対応してくれていたものの、もはや限界。機器メーカーからは買い替えを勧められたものの、特殊な構成のため納期は3か月待ち。その期間は、まさに卒論・修論の追い込み時期でした。

■「その3か月が命取り」──時間を買うという選択

「3か月待てない。それが正直な気持ちでした」。そんな中で依頼したのが、日本PCエキスパート。過去にも自宅PCや研究室の修理を依頼した実績があり、信頼感もあったと言います。オンライン見積りや、写真付きの修理進捗報告など、透明性の高い対応が決め手となりました。

日本PCエキスパートの柔軟かつ迅速な対応

提案された修理プランは複数あり、教授が選んだのは「必要最低限の延命処置」。新規PCの納品までの3か月間だけ動いてくれればよい、という明確な目的があったからです。

「選択肢があるというのは、本当にありがたかったですね。コンサルティング的な視点で“どうしたいか”に合わせて最適解を提示してもらえたように感じます」。

■研究費と学生の未来を天秤にかけて

新規マシンの購入費用は約40万円。それに対して、修理費用は高額ながらも、教授にとっては「プライスレス」な価値がありました。もし修理が間に合わなければ、12人の学生の研究がストップし、学位取得が危うくなる可能性も。「機会損失としては1000万円を超える」と語る教授の言葉に、延命修理の重要性がにじみます。

修理は依頼から約1週間で完了。特急対応だったこともあり、年末の繁忙期にもかかわらず迅速に処置されました。「時間を買った」という実感とともに、修理後も現在に至るまで問題なく稼働しているとのこと。

修理のその先にある価値と未来への期待

■研究者としてのエール

「今の時代、何をするにもコンピューターが必要です。新しく買えば済むPCもあれば、そうはいかないものもある。特に研究や開発の現場では、代えのきかない機器が多いんです」。

だからこそ、日本PCエキスパートのような、スピードと的確な提案を両立できる業者の存在は貴重だと語ります。

「今後も、研究現場の“最後の砦”として頼れる存在であり続けてほしい。困ったときは、また必ずお願いしたいです」。

シードシステムズ株式会社様

【業種】電気工事業

【事業内容】自動制御の設計、配線工事の設計等

【創業】平成21年4月1日

【従業員数】13名

■課題

・20年近く稼働している旧型PCの故障により、生産ラインが停止の危機に直面

・古いPLCとの連携が前提であり、設備全体の入れ替えには数億円のコストがかかる

・ 設備メーカーや商社からは対応不能とされ、技術的なサポート先がなかった

■導入

・日本ピーシーエキスパートによる古い産業用PCの延命修理を依頼

・複数プランによる明確な見積提案を受け、用途・期間に合わせた最適なプランを選択

・古いOS・ソフト環境のままPCを再現・復元し、既存設備との互換性を確保

■成果

・数億円規模の設備更新コストを数十万円の修理費で回避

・生産ラインの停止を未然に防ぎ、安定稼働を継続

・パソコン修理を通じて、商社としての顧客満足度・対応力が向上

産業機械や検査機、ロボット制御に関わる制御盤やプログラム設計を手がけ、富山から国内外へと技術を提供しているシードシステムズ株式会社。今回は、同社が携わる製薬会社向けの制御システムで、20年近く稼働していた産業用パソコンの修理・延命対応についてお話を伺いました。

目次

・PCの故障が業務に与えた影響

・日本ピーシーエキスパートに依頼した経緯

・延命で回避できた“数億円”の損失

・新たに築かれた信頼関係

PCの故障が業務に与えた影響

■古い設備を守り続ける「延命」という選択

今回修理を依頼されたパソコンは、製薬会社の製造ラインで使われていたもの。古いPLC(プログラマブルロジックコントローラ)と連携し、ライン制御やレシピの送信、モニタリングを行う中枢として長年活躍してきました。

「今ならタッチパネルで済ませるような処理も、当時はパソコンでやっていたんですよ」と語る担当者。

そのPCが突如として起動しなくなり、業務に大きな影響を与えかねない状況に。予備機があったことで大事には至りませんでしたが、「このままでは生産が止まる。どうにかして延命したい」との思いで、修理を依頼することになりました。

■どこに相談しても断られた「20年モノ」の産業用PC

このパソコン、実は20年近く現場で稼働し続けてきた“ベテラン”です。もともと納品した設備メーカーにも相談したそうですが、「古すぎて対応できない」との返答。既に担当者もおらず、打つ手がない状態でした。

日本ピーシーエキスパートに依頼した経緯

■分かりやすく、信頼できる提案

そんな中、「古いPCを何とかしてくれる会社がある」と聞き、縁があって日本ピーシーエキスパートに相談。「我々もPLCなら対応できますが、パソコンとなると手が出せない。これはお願いするしかないと思いました」。

修理の提案にあたっては、複数のプランが提示されました。延命にかけるコストと効果を丁寧に比較検討できる構成に、「これだけ丁寧な説明をしてくれるなら安心して任せられる」と好印象。

「我々やお客様がパソコンに詳しくなくても、内容がわかる。一般の人にも伝わる見積書って、実はなかなかないんですよ」と語ります。

また、今回選ばれたプランは「目先の3〜5年動けば十分」という前提のもと、必要最小限の費用で最大の効果が得られる内容でした。

「今後、機械自体が寿命を迎えたら、フルで更新すればいい。そのときに向けてのつなぎとして、十分な価値がある延命策でした」

延命で回避できた“数億円”の損失

仮にこのパソコンが修理できず、システム一式を更新することになっていれば、かかるコストは数億円規模。しかも生産停止による納期遅延は、取引先にも多大な影響を与えることになったでしょう。

「数百万円の修理で、数億円の設備入れ替えを回避できたと考えると、費用対効果は計り知れないですね」と担当者。結果的に「タッチパネルに置き換える」などの代替案ではなく、既存のPCをそのまま生かす方法が選ばれたのは、「今の形を変えたくない」という現場の強い意向があったからだと言います。

新たに築かれた信頼関係

■信頼がつなぐ、次の仕事へ

今回の対応を通じて、現場の課題を技術的に解決しただけでなく、日本ピーシーエキスパートとの新たな信頼関係も築かれました。

「古いパソコンをなんとかしたいって話が出たら、迷わず森田さんに連絡しますよ。頼れる人がいるっていうのは本当に心強い」と話す担当者。

コンサルティング会社としての姿勢に対して高い評価をされています。

■エンジニアリングの可能性を広げるために

シードシステムズは、あくまで“設計屋”として、制御盤の設計・試運転に特化した立ち位置を守りながら、様々な業種の現場に対応しています。クリーンルームから自動車、食品、滑走路設備まで、フィールドは多岐に渡ります。

「おかげさまで少しずつ右肩上がりにやれてます。ひとつの業界に偏らず、幅広く対応していけるのが我々の強みです」

今回の修理依頼は、そんな柔軟な体制と、日本ピーシーエキスパートの専門性がかけ合わさった好例でした。

生活協同組合連合会アイチョイス様

【業種】商社、通販・ネット販売

【事業内容】食材の宅配、農産物の完全産直化、個人宅配事業、化学調味料の排除、 全商品原材料の情報開示。

【創業】2011年4月1日

【従業員数】380名

■ 課題

・ピッキングライン制御用の業務用パソコンが老朽化し、メーカーの部品供給も終了

・システム停止により業務に支障が出るリスクが高まっていた

・修理不能の場合、設備更新や業務停止で約1000万円の損害が予想されていた

■ 導入

・システム部門の紹介で、日本ピーシーエキスパートに修理を依頼。

・パソコンのリフレッシュと制御ボードの手配・交換を実施。

・現場環境を適切に考慮し、延命と予防保全の両面から対応。

■ 成果

・故障機の修復および予備機の整備により、業務リスクの大幅軽減に成功。

・将来的な突発故障への備えができ、長期間の安定運用を見込める状態に。

・高額な設備更新を回避し、コストパフォーマンスが非常に高い延命対応となった。

生協連合会に加盟する各生協のために、食品の仕分けや配送を担うセンターは、日々の業務の効率化と安全運用を実現するために、徹底的な設備管理が求められています。今回、冷凍食品を中心に仕分け業務を担うセンターで使用されるシステムの要となるパソコンの延命修理について、担当者に直接伺いました。担当者は、古いパソコンの不調により生じたリスクと、適切な対策によって業務の安心感を取り戻せた経緯を熱く語ってくださいました。

目次

・老朽化した制御パソコンと、突発トラブルのリスク

・日本ピーシーエキスパートにコンサルティングを依頼

・約1000万円の設備更新を回避

・今後の展望と製造業へのメッセージ

老朽化した制御パソコンと、突発トラブルのリスク

■システムの心臓部―ピッキングラインを支える産業用パソコン

「私たちは生協の連合会として、加盟している複数の生協に向けて、冷凍・冷蔵・ドライの3品種の商品を仕分け、各配送センターへ届けています。今回トラブルがあったのは、その中でも冷凍品の仕分けを担うセンターでした」

現場で使われていたのは、すでにメーカーの保守対応が終了した古い産業用PC。予備機を含め3台の構成でしたが、うち1台はすでに修理中。残る1台でなんとか業務を支えていた中、そのパソコンが突如起動不能に。制御ボードの不調が原因で、システム全体がストップしかける事態に発展しました。

センター長 中村様「このまま使えなくなれば、代替設備への入れ替えを検討するしかない。しかし、それには約1000万円もの費用がかかってしまう。すぐには動けないし、業務への影響も甚大になる。まさに“背水の陣”という状態でした」

日本ピーシーエキスパートに修理を依頼

■突然のシステム停止と修理依頼の経緯

業務の現場では、システムが急に起動しなくなるという深刻なトラブルが発生しました。担当者によれば、既に予備機への切替えにより一時的には業務を継続できたものの、「動かなくなった状態で連絡が入った際、役員の名前も連絡網に含まれており、急ぎ対処しなければならない事態になった」とのことでした。

そこで対応を一任されたシステム部門が探し出したのが、日本ピーシーエキスパート。産業用・業務用パソコンの延命と再生に特化した技術支援を行う同社に、早急な修理対応を依頼しました。

■業務用PCの修理実績が豊富な日本ピーシーエキスパートへの安心感

「正直、最初は本当に部品が手に入るのか不安でした。でもすぐに“見つかりました”と連絡をいただき、安心感が一気に広がったんです。対応も非常にスムーズで、パソコンのリフレッシュとボードの交換という明確な提案を受け、必要な部分だけをお願いできた点も良かったですね」

現場は冷凍倉庫のため、低温などの厳しい環境に晒されています。パソコン内部の状態も老朽化のため決して良好とはいえず、今回のリフレッシュ作業によって、再整備も施され、今後の安定稼働に向けた予防保全の意味でも大きな効果が得られました。

■延命だけでは無い、今後の安心感

「結果的に、数年は安心して使える状態になりました。古いWindows7ベースの機器ですが、延命によってまた十分に稼働できるようになったのは非常に大きいですね。なにより、いつ壊れるかわからないという不安が取り除かれたことが一番です」

と担当者様は語ります。

1000万円の設備更新および、数か月の業務停止を回避

老朽化した制御用パソコンの突発的な故障は、業務全体の停止と設備一式の更新を迫る深刻な事態へと発展する恐れがありました。

新たに設備を導入する場合、約1,000万円という多大な費用が必要とされるうえ、更新完了までの数か月間業務停止を余儀なくされるため、今回は最小限の修理と部品交換による延命を選択。

結果として、業務に必要な機能を維持しながら、多額の出費および、機会損失を回避することに成功しました。必要なところだけに絞った的確な対応が、コスト面でも大きな成果をもたらしまた。

今後の展望と製造業へのメッセージ

■延命という選択が、時間とチャンスを生む

中村様はこう語ります。

「日本中、同じような悩みを抱えている現場は多いはずです。簡単に新しい設備に替えられない企業にとって、こうした延命の選択肢があることは心強い。たとえ根本的な解決ではなくても、時間を稼げれば、次の一手が見えてくるかもしれません」

古い設備も、適切なケアと対応で、もう一度“戦力”として蘇る。日本ピーシーエキスパートの手によって実現した、現場の延命ストーリーでした。