
生活協同組合連合会アイチョイス様
【業種】商社、通販・ネット販売
【事業内容】食材の宅配、農産物の完全産直化、個人宅配事業、化学調味料の排除、 全商品原材料の情報開示。
【創業】2011年4月1日
【従業員数】380名

■ 課題
・ピッキングライン制御用の業務用パソコンが老朽化し、メーカーの部品供給も終了
・システム停止により業務に支障が出るリスクが高まっていた
・修理不能の場合、設備更新や業務停止で約1000万円の損害が予想されていた
■ 導入
・システム部門の紹介で、日本ピーシーエキスパートに修理を依頼。
・パソコンのリフレッシュと制御ボードの手配・交換を実施。
・現場環境を適切に考慮し、延命と予防保全の両面から対応。
■ 成果
・故障機の修復および予備機の整備により、業務リスクの大幅軽減に成功。
・将来的な突発故障への備えができ、長期間の安定運用を見込める状態に。
・高額な設備更新を回避し、コストパフォーマンスが非常に高い延命対応となった。
生協連合会に加盟する各生協のために、食品の仕分けや配送を担うセンターは、日々の業務の効率化と安全運用を実現するために、徹底的な設備管理が求められています。今回、冷凍食品を中心に仕分け業務を担うセンターで使用されるシステムの要となるパソコンの延命修理について、担当者に直接伺いました。担当者は、古いパソコンの不調により生じたリスクと、適切な対策によって業務の安心感を取り戻せた経緯を熱く語ってくださいました。
目次
・老朽化した制御パソコンと、突発トラブルのリスク
・日本ピーシーエキスパートにコンサルティングを依頼
・約1000万円の設備更新を回避
・今後の展望と製造業へのメッセージ
老朽化した制御パソコンと、突発トラブルのリスク
■システムの心臓部―ピッキングラインを支える産業用パソコン
「私たちは生協の連合会として、加盟している複数の生協に向けて、冷凍・冷蔵・ドライの3品種の商品を仕分け、各配送センターへ届けています。今回トラブルがあったのは、その中でも冷凍品の仕分けを担うセンターでした」
現場で使われていたのは、すでにメーカーの保守対応が終了した古い産業用PC。予備機を含め3台の構成でしたが、うち1台はすでに修理中。残る1台でなんとか業務を支えていた中、そのパソコンが突如起動不能に。制御ボードの不調が原因で、システム全体がストップしかける事態に発展しました。
センター長 中村様「このまま使えなくなれば、代替設備への入れ替えを検討するしかない。しかし、それには約1000万円もの費用がかかってしまう。すぐには動けないし、業務への影響も甚大になる。まさに“背水の陣”という状態でした」

日本ピーシーエキスパートに修理を依頼
■突然のシステム停止と修理依頼の経緯
業務の現場では、システムが急に起動しなくなるという深刻なトラブルが発生しました。担当者によれば、既に予備機への切替えにより一時的には業務を継続できたものの、「動かなくなった状態で連絡が入った際、役員の名前も連絡網に含まれており、急ぎ対処しなければならない事態になった」とのことでした。
そこで対応を一任されたシステム部門が探し出したのが、日本ピーシーエキスパート。産業用・業務用パソコンの延命と再生に特化した技術支援を行う同社に、早急な修理対応を依頼しました。

■業務用PCの修理実績が豊富な日本ピーシーエキスパートへの安心感
「正直、最初は本当に部品が手に入るのか不安でした。でもすぐに“見つかりました”と連絡をいただき、安心感が一気に広がったんです。対応も非常にスムーズで、パソコンのリフレッシュとボードの交換という明確な提案を受け、必要な部分だけをお願いできた点も良かったですね」
現場は冷凍倉庫のため、低温などの厳しい環境に晒されています。パソコン内部の状態も老朽化のため決して良好とはいえず、今回のリフレッシュ作業によって、再整備も施され、今後の安定稼働に向けた予防保全の意味でも大きな効果が得られました。
■延命だけでは無い、今後の安心感
「結果的に、数年は安心して使える状態になりました。古いWindows7ベースの機器ですが、延命によってまた十分に稼働できるようになったのは非常に大きいですね。なにより、いつ壊れるかわからないという不安が取り除かれたことが一番です」
と担当者様は語ります。
1000万円の設備更新および、数か月の業務停止を回避
老朽化した制御用パソコンの突発的な故障は、業務全体の停止と設備一式の更新を迫る深刻な事態へと発展する恐れがありました。
新たに設備を導入する場合、約1,000万円という多大な費用が必要とされるうえ、更新完了までの数か月間業務停止を余儀なくされるため、今回は最小限の修理と部品交換による延命を選択。
結果として、業務に必要な機能を維持しながら、多額の出費および、機会損失を回避することに成功しました。必要なところだけに絞った的確な対応が、コスト面でも大きな成果をもたらしまた。
今後の展望と製造業へのメッセージ
■延命という選択が、時間とチャンスを生む
中村様はこう語ります。
「日本中、同じような悩みを抱えている現場は多いはずです。簡単に新しい設備に替えられない企業にとって、こうした延命の選択肢があることは心強い。たとえ根本的な解決ではなくても、時間を稼げれば、次の一手が見えてくるかもしれません」
古い設備も、適切なケアと対応で、もう一度“戦力”として蘇る。日本ピーシーエキスパートの手によって実現した、現場の延命ストーリーでした。
