10年以上使い続けたPCの延命が支えた学生たちの未来-1,000万円超の機会損失を防いだ“応急処置”【慶應義塾大学理工学部様】

【業種】 大学教育機関・研究機関

【研究内容】光通信用素子の研究

【生徒数】約4000人(理工学部)

【課題】

・10年以上使用の研究用PCが相次いで故障し、研究・教育活動に支障

・特殊な拡張ボード搭載のため代替機の確保が困難

・ファイルサーバー停止で重要な研究データにアクセス不可

【導入】

・日本PCエキスパートに延命修理を依頼

・目的に応じた複数プランから最適な修理方法を選択

・特急対応により、1週間以内にシステム復旧

【成果】

・学生の卒業・修論研究が無事継続、研究活動への影響最小化

・高額な機材更新費や機会損失を回避

・修理後も安定稼働、クラウド移行の足掛かりとしても有効活用

最先端の研究現場では、1台のPCが数十人の研究者や学生の未来を左右することがあります。今回ご紹介するのは、ある大学の研究室で10年以上使い続けられていた2台のPCが突然故障。修理によって、卒業・修士論文の進行が守られた実例です。

目次

・教育と研究を支える、止められないPCの役割

・突然のトラブルと切迫するスケジュール

・日本PCエキスパートの柔軟かつ迅速な対応

・修理のその先にある価値と未来への期待

教育と研究を支える、止められないPCの役割

■教育・研究の中枢を担うPCの重要性

教授が率いる研究室では、20名ほどの学生が日々研究に取り組んでいます。今回修理を依頼された2台のPCのうち、1台はLinuxを搭載したファイルサーバー。研究室内の重要なデータ共有に使用され、セキュアな環境を保つためIPアドレス制限をかけたクローズドな構成となっていました。

もう1台はWindowsマシンで、光通信用素子の性能測定を行うための実験制御用PC。専用の測定器と特殊なボードが3枚搭載された、非常に代替が難しい構成でした。

突然のトラブルと切迫するスケジュール

■10年超の稼働、そして突如訪れた沈黙

長年研究を支えてきた両PCですが、ある時期から徐々に不調の兆しが現れました。ファンの異音、ブルースクリーンの頻発──「騙し騙し」使い続けていたものの、やがて起動不能に。Windowsマシンについては、測定に不可欠であったため、すぐに修理を決断。ファイルサーバーについても1か月の停止後、同時に修理を依頼することとなりました。

「失われたのはPCではなく“時間”だった」

「起動しなくなった瞬間、これはまずいと感じました」。教授は当時の焦燥感をそう語ります。研究室ではクラウド移行を進めていたものの、過去のデータの多くはファイルサーバー上に保存されており、アクセス不能な状態に。さらに、Windowsマシンの不調は、測定や論文作成のスケジュールにも深刻な影響を及ぼしました。

学生の中にはPCに詳しい者もおり、応急的に対応してくれていたものの、もはや限界。機器メーカーからは買い替えを勧められたものの、特殊な構成のため納期は3か月待ち。その期間は、まさに卒論・修論の追い込み時期でした。

■「その3か月が命取り」──時間を買うという選択

「3か月待てない。それが正直な気持ちでした」。そんな中で依頼したのが、日本PCエキスパート。過去にも自宅PCや研究室の修理を依頼した実績があり、信頼感もあったと言います。オンライン見積りや、写真付きの修理進捗報告など、透明性の高い対応が決め手となりました。

日本PCエキスパートの柔軟かつ迅速な対応

提案された修理プランは複数あり、教授が選んだのは「必要最低限の延命処置」。新規PCの納品までの3か月間だけ動いてくれればよい、という明確な目的があったからです。

「選択肢があるというのは、本当にありがたかったですね。コンサルティング的な視点で“どうしたいか”に合わせて最適解を提示してもらえたように感じます」。

■研究費と学生の未来を天秤にかけて

新規マシンの購入費用は約40万円。それに対して、修理費用は高額ながらも、教授にとっては「プライスレス」な価値がありました。もし修理が間に合わなければ、12人の学生の研究がストップし、学位取得が危うくなる可能性も。「機会損失としては1000万円を超える」と語る教授の言葉に、延命修理の重要性がにじみます。

修理は依頼から約1週間で完了。特急対応だったこともあり、年末の繁忙期にもかかわらず迅速に処置されました。「時間を買った」という実感とともに、修理後も現在に至るまで問題なく稼働しているとのこと。

修理のその先にある価値と未来への期待

■研究者としてのエール

「今の時代、何をするにもコンピューターが必要です。新しく買えば済むPCもあれば、そうはいかないものもある。特に研究や開発の現場では、代えのきかない機器が多いんです」。

だからこそ、日本PCエキスパートのような、スピードと的確な提案を両立できる業者の存在は貴重だと語ります。

「今後も、研究現場の“最後の砦”として頼れる存在であり続けてほしい。困ったときは、また必ずお願いしたいです」。

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