10年以上稼働した専用PCを延命し、約2,000万円の損失を回避!!【黒川製作所様インタビュー】

黒川製作所様

【業種】商社・代理店

【事業内容】理化学機器などの販売

【創業】昭和30年1月

【従業員数】25名

■課題

・特注検査機と連動する産業用PCが突然OS起動不能に

・10年以上使用していたPCで、前兆なしのトラブル 検査ができず、製品の出荷停止に直結

・装置まるごとの更新には数ヶ月〜1年、約2000万円の費用

■導入

・過去に依頼経験のある日本ピーシーエキスパートに相談

・現物の診断・解析後、複数プランから選択可能な見積りを提示

・専用ソフトの動作確認・部品交換まで対応し、即時検査再開が可能に

■成果

・装置買い替えや検査方法の変更を回避

・約2000万円相当の損害を未然に防止

・顧客企業からの信頼と安心感を確保

製薬・化学分野を中心に、各種分析装置の販売を手がける黒川製作所様。ある日、顧客から「検査用PCが突然起動しなくなった」という相談が寄せられました。使用されていたのは、特注の検査装置と連動する10年以上前のWindowsベースのPC。メーカーからは修理不可との回答を受け、業務継続に赤信号が灯った中、同社が選んだのは「更新」ではなく「延命」という道でした。

目次

・検査装置が停止、出荷ができない危機に直面

・過去の信頼から再び依頼。「延命」という最適解を提案

・2,000万円規模の損失回避

・日本ピーシーエキスパートに対する期待

検査装置が停止、出荷ができない危機に直面

■特注検査機と連携する産業用PCが、突然OSが起動しなくなるトラブルを発生

富山を拠点に、主に製薬会社や化学会社、電機メーカーなどに対して分析・検査装置を提供する黒川製作所様。

同社は、各企業の製品品質保証に欠かせない検査機器を、ニーズに応じて提案・販売している。今回インタビューにご協力いただいた担当者様は、製薬会社向けに導入した特注検査装置に搭載されているPCの不調により、製品出荷に大きな影響が出かねないという危機に直面していた。

■製造メーカーに相談するも、「老朽化・OS非対応で修理不可能」と判断

江川様「今回延命をお願いしたPCは、製薬会社で製品の品質管理検査に使用されているものでした。10年以上使われていた装置で、定期的な検査時に電源を入れる運用でしたが、ある日突然OSが起動しなくなったのです。前兆は一切なく、突然のトラブルでした。」

このPCは、市販品ではなく、顧客の要望に応じて特注製作された検査機器と連動しており、代替が効かないものだった。トラブル発生時、すぐに装置メーカーに問い合わせたものの、「OSのサポート終了」「部品の入手困難」などの理由から修理は不可との回答。

「出荷直前の品質検査ができないというのは非常に大きな問題でした。今回はたまたま対象製品の出荷頻度が低く、修理期間の約1ヶ月半に影響は出ませんでしたが、場合によっては数千万円単位の損害になる可能性もあったと思います。」

過去の信頼から再び依頼。「延命」という最適解を提案

■過去にも依頼経験のあった日本ピーシーエキスパートに相談

藁にもすがる思いで思い出したのが、3年前にPC修理を依頼した「日本ピーシーエキスパート」の存在だった。

江川様「以前にも古いOSのPCを修理していただいたことがあり、インターネットで『Windows95修理』とかで検索した際に見つけたのがきっかけでした。その時の対応が非常に良かったので、今回も迷わず連絡しました。」

■最小限の費用で最大限の効果が見込める延命プランを採用

診断と見積もりは非常にわかりやすく、複数の選択肢を提示してもらえたことが安心につながったという。

江川様「修理か、更新か、または予備機を準備するかという選択肢があった中で、今回は装置の使用頻度や今後の運用見通しも踏まえ、修理・延命という選択をしました。お客様の検査装置が毎日使われるものではなかったこともあり、まずは今ある機器をできる限り使いたいという判断でした。」

2,000万円規模の損失回避

■装置の入れ替えを回避し、業務継続を実現

OSとハードディスクの復旧を依頼し、インストールメディアがない状態でも日本ピーシーエキスパートは迅速に対応。結果、検査装置は「一発で起動」し、品質検査業務が無事再開された。

江川様「お客様も、これからは何かあれば日本ピーシーエキスパートさんにお願いすれば大丈夫だという安心感を持たれたようです。販売側としては装置の更新が延びることになり、ビジネス的にはマイナスかもしれませんが、信頼をつなぐという意味では大きな意味がありました。」

■結果として、約2,000万円相当の損害を未然に回避

今回の修理・延命にかかった費用と、装置入れ替えに必要な推定費用(約2000万円)を比較しても、その費用対効果は十分すぎるものだった。

江川様「装置の更新には数ヶ月、場合によっては1年単位の納期がかかることもあります。ましてや代替装置との検査データの整合性確認などにも膨大な時間が必要。日本ピーシーエキスパートさんのように、古い装置を延命してくれる専門会社の存在は非常に貴重です。」

日本ピーシーエキスパートに対する期待

「装置の更新には数ヶ月、場合によっては1年単位の納期がかかることもあります。ましてや代替装置との検査データの整合性確認などにも膨大な時間が必要。日本ピーシーエキスパートさんのように、古い装置を延命してくれる専門会社の存在は非常に貴重です。」

また、単なる修理業者ではなく「課題解決のためのコンサルティング」を行っているという点にも、大きな信頼を寄せている。

最後に、今後への期待をこう語ってくれた。

「製造業において、検査装置は売上を生む設備ではなく、更新の優先順位が低くなりがち。でも、検査ができなければ製品出荷もできない。今後も、メーカーが手を引いた装置や古いシステムの延命支援を幅広く展開していただけると嬉しいです。あまり知られていないサービスですが、もっと多くの企業に知ってもらいたいですね。」

お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!

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