N森林組合様[社名非公開]
【業種】林業、製造業 等
■課題
・約15年前に導入したPCが画面真っ黒や起動不可のトラブルが頻発
・専用ソフトの入れ替えが困難な状況
・業務停止リスクを抱えつつ、メーカー保守切れでサポートも受けられない状態だった
■導入
・日本ピーシーエキスパートに相談し、「現行環境を維持したままPCを延命」する提案を採用
・データを安全に移行できる方法を協議
・延命措置として、ハードウェア換装やOS環境の複製を行い、既存ソフトの継続利用を実現
■結果
・トラブルが解消され、安定稼働を維持
・業務の中断リスクがなくなった
・今後も同様の延命対応を継続検討するなど、長期的な運用体制を確立
森林の保全と木材の有効活用を担う森林組合では、現場業務を支える1台のパソコンが突如起動しなくなった。
そこには、森林所有者や管理状況を記録した重要なデータが格納されており、このままでは山林整備の計画そのものが立てられない危機に直面したという。
メーカーや地元業者にも修理を断られ、打つ手がない中で見つけたのが、日本ピーシーエキスパートによる「延命対応」だった。
目次
・森を守る“データ”という資産
・動かなくなったPCがもたらした危機
・日本ピーシーエキスパートの延命対応
・データ延命がつなぐ未来
森を守る“データ”という資産
◾︎森林を守る使命と日々の業務
森林の育成・管理を担う同組合は、苗木の植栽や間伐、木材販売など、地域の森林資源を守るための幅広い業務を行っている。
森林組合は民有林を中心に活動しており、国有林を管轄する「森林管理所」とは異なる立場から、地域の森林環境保全を支える重要な存在だ。
業務の中では、森林所有者や山林の状態を正確に把握するためのデータ管理が欠かせない。
「設備といっても、うちは機械よりもデータが命。森林所有者や山林情報が入っているパソコンこそが、一番の“設備”なんです」と担当者は語る。
動かなくなったPCがもたらした危機
◾︎10年使い続けたPCが突然起動不能に
そんな中、長年使用していた業務用PCが突如起動しなくなった。
電源ボタンを押しても反応せず、ハードディスクの劣化も進行していたという。
そのパソコンには、森林所有者の情報や管理記録が多数保存されており、業務の根幹を支える存在だった。
「誰がどの山を所有しているか分からない。森林整備の計画も立てられない状態になってしまったんです」
データがなければ、森林の現況把握もできず、所有者の特定に時間と費用がかかってしまう。
日本ピーシーエキスパートの延命対応
◾︎「諦められない」データを救うために
最初に相談したのはメーカーと地元のPC修理店だったが、「古すぎて修理不可」との回答。
「どこも無理だと言われ、正直、もうダメかと思いました」と担当者。
それでも諦めきれず、“パソコン 修理 延命”などのキーワードでネット検索した結果、日本ピーシーエキスパートの存在を知ったという。
「大手メーカーの実績も紹介されていて、信頼できると感じました。費用もホームページに明記されていて安心感がありましたね」
複数のプランが提示され、同組合が選んだのは「中間グレード」の延命プラン。
「今後10年、15年使えれば十分。費用対効果も高いと思いました」と語る。
◾︎現場対応と“諦めない”姿勢
実際の修理では、日本ピーシーエキスパートの担当者が現地まで足を運び、細やかな対応を行った。
一度は起動したものの、森林簿の個人情報部分が開けないというトラブルも発生。
「普通なら“機械は直したのでこれ以上は無理です”で終わるところを、最後まで諦めずに対応してくれた。動くようになった瞬間は本当にほっとしました」と担当者は語る。
結果的に、失われかけたデータはすべて復旧。およそ1,000万円規模の損害を未然に防ぐことができた。
「費用を考えても十分に見合う結果。むしろ安いくらいでした」と満足の表情を見せる。
データ延命が繋ぐ未来
◾︎業務の継続と地域への波及効果
今回の延命対応によって、同組合はこれまで通りの森林管理業務を続けられるようになった。
さらに、この事例は県内の他の森林組合にも波及している。
「同じようなトラブルが他の組合でも起きています。連合会にも『こういう会社にお願いすれば直せる』と紹介したいと思っています」とのこと。
諦めるしかないと思われていた“動かないパソコン”が、日本ピーシーエキスパートの技術で再び息を吹き返したことで、他の組合にも希望を与える結果となった。
◾︎今後の展望とメッセージ
今回の経験を通じ、同組合ではPCやデータの管理体制についても意識が変わったという。
「同じようなことが起きたら、早めに相談したい。今後もアドバイスをいただけるとありがたいです」
日本ピーシーエキスパートの対応を「120点」と評価し、今後も継続的な関係を望む声も上がっている。
「親身に相談に乗ってくれて、千葉から現地まで来てくれたことも本当にありがたかった」と語る担当者。
最後に、日本ピーシーエキスパートへの期待をこう締めくくった。
「パソコンって、いつ壊れるか分からない。街の修理店では中のデータまでは対応できません。今回をきっかけに、こうした“中身を守る延命事業”をぜひ続けてほしい。困っている組合があれば、私たちからも紹介したいと思っています。」