17年稼働した業務PCが故障——業務停止の危機を救った“延命修理”という選択

化学産業 S様【社名非公開】

【業種】化学産業
【従業員数】3400人

■ 課題

・17年間使用していたWindows XP搭載の業務用PCが故障

・同型の機会は処分済みで代替不可。

・新システム導入には1〜2年、機会損失、人件費含め数千万円規模のコストが想定されていた。

■ 導入

・インターネットで「パソコン 修理」等のキーワードで日本PCエキスパートを発見。

・複数の延命プランを提示され、「応急措置」を選択。

・XP環境を維持しつつ、最低限のコストで業務継続を目指す方針を採用。

■ 成果

・故障PCが復旧し、従来のアプリケーションが問題なく稼働。

・数千万円規模の損害を回避。

・担当者の負担・ストレス軽減、業務効率も向上。

製造業では、長年使い続けた業務用PCが突然動かなくなり、業務が大きく滞るケースがあります。発泡スチロールやプラスチック製品の製造・販売を手がけるS社も、まさにその状況に直面しました。

しかし、そこからPC修理延命によって業務復旧を果たした同社の事例には、今後の設備投資やIT管理に役立つ多くのヒントがあります。

目次

・17年間稼働し続けた産業用PCの突然の故障

・修理か設備更新か——「延命」という選択肢

・最小のコストで、最大の業務継続効果

・未来に向けた期待

17年間稼働し続けた産業用PCの突然の故障

■1台のPCが、倉庫業務の要だった

発泡スチロールや各種プラスチック製品の製造・販売を行うS社では、倉庫管理と出荷指示に使用している1台の産業用PCが重要な役割を担っていました。このPCはWindows XPで動作し、17年もの間稼働を続けていたものです。

ある日、ファンの異音が発生しついには画面が映らず完全に起動しない状態に。

■代替手段として現場まで足を運ぶ必要が生じ、工数・人件費が増加

システムの設計資料は一部残っていたものの、アプリケーションの開発者はすでに退職しており、再構築や新OSへの移行は困難を極めていました。加えて、同型の予備機も前年に処分済み。古いハードのため、同機種の入手も難しく、PCが使えないことで業務に支障が出始めていました。

A様倉庫システム自体は止まっていなかったものの、遠隔での出荷指示や在庫確認ができず、担当者が現場へ何度も足を運ばなければならなくなり、業務の工数とストレスが増大していました。

修理か設備更新か——「延命」という選択肢

■「自力で直せると思った」—修理をプロに任せる決断の裏側

「正直、当初は自分たちでどうにかできないかと考えました。近い機種にHDDを載せ替えようとしましたが、去年の引っ越しの際に古い機種はすべて処分してしまっていて……。今となっては、あれを残しておけばよかったと後悔しました」

パーツの入手や復旧のノウハウを持つ業者を探し、数社に相談したものの「うちでは対応できない」と断られることが続いたという。

■日本ピーシーエキスパートに出会う

そんな中、インターネット検索でたどり着いたのが日本PCエキスパートだった。

「『パソコン 修理』や型番などで検索していて、たまたまヒットしました。問い合わせた後の対応が非常に丁寧で、電話で直接話ができたことが安心材料になりました」

最小のコストで、最大の業務継続効果

-数千万円の損害を回避

修理の結果、故障していたPCは見事に復旧。従来通りXP環境でアプリケーションを動作させることができ、遠隔からの出荷指示・在庫確認業務も再び通常通り行えるようになりました。

もし修理できなかった場合、次期システムの導入までの1〜2年で発生する人件費や移動コストなどによって、数千万円規模の損失が見込まれていたといいます。さらに、担当者の負担軽減やストレスの解消といった、目に見えない業務改善効果も大きな成果でした。

未来に向けた期待

■ 修理という選択肢を広めたい

PCエキスパートについて、「単なる修理業者だと思っていた」と語る担当者。しかし実際には、業務内容や現場の負担も含めた“コンサルティング的視点”で対応してくれたことに驚きがあったという。

「当初は街のスマホ修理屋のようなイメージでしたが、松竹梅のような選択肢の提示も含め、こちらの業務に合わせた提案をしていただけたので、完全にイメージが変わりました」

点数を尋ねると「100点です。減点するところが全くない」と即答。納品後も一切不便を感じていないという。

■応援のメッセージ

最後に、日本PCエキスパートへの期待をうかがった。

「うちの会社は基本的に“置き換える”という方針で、パソコン修理はあまりしてきませんでした。でもSDGsの観点からも、使えるものは使い続けるという選択肢は今後重要になるはずです。こうした会社があること自体がとても意義深い。ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います」

お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。

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